【人材業界の働き方】働き方改革の事例

この記事の担当者


渡辺友栄

【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
コンサルタント 人材業界歴20年


人材業界の働き方のイメージ

人材業界の働き方というと、どういうイメージをお持ちでしょうか。

残業が多い
土日出勤がある

など、マイナスな印象を持たれる方がいる一方で

リモートワークができる
成果をあげていれば、働く場所や時間も自由度が高い

などのイメージを持たれる方もいるのではないでしょうか。

では、実際にはどういう事例が多いのか、見ていきましょう。

 

残業について

人材業界では20~40時間程度の企業が多い傾向です。
しかし「働き方改革」により、残業は15時間程度という企業や、20時間までという企業も現在は増えています。

中には、20時にパソコンの電源が切れるなどで残業をできないようにしている企業もあります。
他にも、フレックス制を導入して残業を少なくできる仕組みを制度化している企業も増えています。

この20時間~40時間を多いと感じるか、普通と感じるか、少ないと感じるかは今働かれている環境や個人の価値観にもよると思いますので、「残業が少ない会社」という条件を希望される場合は、ご自身にとって「残業が少ない」とはどのくらいまでかを具体的に考えてみてください。

 

また残業したくないという場合は、一般的に給与アップなどの条件は優先順位として下がることになりますので、転職で条件等を考える際は、自分の優先順位は何なのかをしっかり検討することが大切です。

※これをトレードオフの関係といいます。トレードオフの関係については別の機会にお伝えできればと思います。

 

土日出勤について

人材業界は基本的には土日休みです。

但し「企業」と「人」を結ぶのが仕事ですので、どうしても土日に対応が必要になるケースも全くないとはいえません
その場合は代休を取得したり残業代を支給することで対応している会社が多いです。

 

リモートワークなど働く環境について

今回、働き方改革というよりも、新型コロナウイルスの緊急事態宣言から急速に広がっているのが「リモートワーク」です。人材業界は比較的リモートワークがしやすい業界だと思います。

事実、4月、5月の時期は人材業界(特に紹介会社)で働く方にヒアリングしても8割~9割ほどが在宅勤務をされていました。

大手の人材会社なども一斉リモートとなっていましたし、緊急事態宣言が解除された現在もリモートワークを継続されている方が多くいます。

 

そして在宅勤務されている方の多くが、

  • 出勤時とほぼ変わらず業務ができている
  • 成果も出せている

ということも、リモートワークが継続されている要因であると思います。

 

しかしながら、人材業界未経験の方が最初からリモートで業務出来るかというと、教育や研修の観点から、難しいというのが現状です。

やはりある程度、人材業界でのご経験と成果を上げられる方なら、比較的自由な働き方ができるというのが人材業界の魅力ではないでしょうか。

 

今回、新型コロナウイルスによる感染拡大防止の為、リモートワーク導入拡大を機に、

  • 在宅に特化した派遣サービス
  • テレワーク対応に特化したクリエイター派遣
  • 出勤オフ派遣

など、新しいビジネスを始められた人材会社もあります。
参考:月刊人材ビジネス

 

人材業界での各企業の働き方は、ご自身だけで転職活動をされているとなかなか見えにくい部分です。

HP等では見えてこない人材業界の企業の特徴などが知りたい場合は、ご相談ベースでもインプレッションにご連絡いただければと思います。

 

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