各人材会社の経営方針や、成長フェースによっても異なるので、一概に定義することは難しいですが、インプレッションに寄せられる求人を参考に、人材会社が求める人物像をシンプルに整理してみたいと思います。
人材紹介会社のトップが採用したい人とは
人材紹介会社は、組織力で業績を伸ばしている会社と、コンサルタントの主体性に任せている会社があります。
組織力で業績を伸ばしている会社の強みは、会社のブランディング力を高め、人材の集客、求人企業の開拓、コンサルタントの教育等、サービス提供の仕組みがある程度整っている人材紹介会社です。
このような会社では、決められたルールに従ってチームワークで成果を出していくスタイルであることから、協調性、素直さ、柔軟性、キャッチアップの早さなどを持ち合わせている方が好まれます。
また最近は法人営業や対面営業の経験も必須になってきています。これに加えて、特化型の人材紹介者であれば特化している業界に関連する経験や知識があれば尚可です。
コンサルタントの主体性を重視している会社は、比較的業務や働き方の自由度も高く、ご経験者に人気があります。こちらのタイプの会社では、早期に実績を出せる即戦力性、自走できるスキル、業績が落ち込んだ時でも原因を分析し次の手を打つなど安定的に業績を上げられるスキルなどが求められます。お給与も業績に連動するケースが多く、年収は1000万以上になります。
3つめのパターンとしては、組織力が強みの会社とコンサルタントの質が強みの会社の中間の会社です。このような会社では、上記に書いた両方の経験を求める社長が多いです。
最後に、人材紹介会社共通で求められていると感じるスキルを書きます。
人材紹介会社共通で求められていると感じるスキル
▷人材紹介会社のコンサルタントは、人や企業の支援をする仕事になります。絶えず向上心を持ち学ぶ姿勢は必須と考えている社長が多いです。
▷どんな仕事にも目標がつきものです。その意欲が高ければ成長の伸びしろになり更に実績がついてくるようになります。社長自身がそれを一番よくわかっているからこそ、目標達成意欲の高い方を採用したいと思っています。
▷必ずといっていいほど人材会社の社長が重視されています。適性試験では必ずここを見ています。負荷がかかったと感じた時に、それを解決できるスキルとも言えると思います。
次に人材派遣会社のトップが採用したい人について考えてみたいと思います。
人材派遣会社のトップが採用したい人とは
やはり規模や成長フェーズによって異なってきますが、共通しているのは
- 派遣法の理解が出来ている。出来れば運用までしっかり出来る
- 新規営業、既存先管理営業の両方の経験がある
- 新しい組織にも柔軟に対応できる柔軟性
上記は、経験者の中途採用の場合は必須です。
人材派遣業界は、提案型のコンサルティング営業が出来る人材が求められていますので、人材派遣サービスだけでなく、BPO、RPO、人材紹介、求人広告、集客マーケティング、等の経験があれば更に強味になります。
以上、「人材会社のトップが採用したい人」というテーマで求人の視点で見てきました。
人材会社は人や企業の支援をすることで成り立ってる会社です。ですので、そこにやりがいを感じる人、ホスピタリティ精神、がベースにあることが望まれます。
さらに詳しく聞いてみたい方は、お気軽にご相談にお越しください。
この記事の担当者
木村 正宏
【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
代表取締役 人材業界(派遣・紹介)歴32年