人材業界への転職活動において、もっとも重要にもかかわらず苦手な方が多いのが「志望理由」です。じっくり考ええる時間もないし、そもそも何をどう考えたらよいか、分からない・・・と。
「志望理由」について、考えを深める作業は、時間がかかります。ここは、もう諦めて、集中してじっくりと考える時間を作ってください。
ただし、漠然と志望理由を考えるよりも、考え方がわかれば効率的に考える事が可能です。
志望理由の考え方
「志望理由」の考え方がわからない方は、次のような視点で考えてみてください。
人材業界を志望したきっかけ(why)
例えば「転職活動する中でエージェントの人にお世話になり人材業界に興味を持った」などというもの。
これはきっかけに過ぎませんので、さらにどのような点に興味を持ったのか?それはなぜか?といったところを考えた上で②について考えてみましょう。
人材業界で実現したいこと(what)
人材業界で仕事をする上でのビジョンです。
あなたが人材業界で仕事をすることで企業、求職者、社会に対してどのようなことをしていきたいのか、どう貢献していきたいのかを考えます。
どのように実現させるのか(how)
「人材業界で実現したいこと(what)」を実現するために必要な事、短期的・具体的な目標などです。
志望理由を聞かれたときに、「why」または「what」のどちらかだけしか考えていない方も多いですが、
片方しか考えられていない場合は、次のようなリスクがあります。
片方しか考えていない場合のリスク
whyのみの場合
「考えが浅い」「入社後活躍してくれるイメージがわかない」と思われてしまうリスク
whatのみの場合
「志望理由が明確でなくよく、よくわからない」と判断されるリスク
why=過去、what=未来、how=現在、とも言えますし、whyとhowは具体的、whatは抽象的とも言えます。
志望する理由を、時間軸と視点の上げ下げにより、多面的な視点で考える事で、考えが深まります。
「why」⇔「what」を考えるだけでもかなりが伝わりやすい志望理由になりますが、「how」まで考えるとあなた自身の考えがかなり明確になり、面接にも自信をもって回答が出来ると思います。
是非、お試しください。
どうぞ宜しくお願い致します。
この記事の担当者
渡辺友栄
【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
コンサルタント 人材業界歴20年