特にコロナ禍以降、インプレッションアカデミーの勉強会やセミナーでは、
「求人がない」「新規求人の開拓が出来ない、良い方法はないか」
等、求人開拓に関する相談が増えています。
そこで、求人開拓の方法について考えてみます。
求人開拓の方法
テレアポ
ベーシックな手法です。コロナ禍以降、テレワーク勤務が増え担当者になかなかつながらない、というご意見もある一方で、「出社している人数が少ないのでむしろつながる可能性は高い」というご意見もあります。
実際、当社にもいろんな営業電話が毎日たくさんかかってくるので、テレアポ営業自体は今も有効な手段の一つだと思います。
この手法はリストが大事になってきます。ターゲットリストを自分で作るのか、データベース会社から購入するのか? 等、検討する必要があります。
成功のコツは、
DM(ダイレクトメール)を送る
メールや郵送で、ターゲット企業にアプローチする方法です。
最近はメールアドレスの入手が難しいこともあり、問合せフォームを使ったDMが流行りですね。代行してくれる会社もあるようです。また郵送のDMで成果をあげている会社もあります。
ABテストで効果測定をしながらコンバージョンをあげていきます。この方法もテレアポ同様リストが大事です。
人脈を駆使する
ターゲット企業につながっていそうな知人に紹介してもらう、顧客に紹介してもらう等、人脈を伝ってターゲット企業にたどるつく方法です。
6人を介すと世界中の人につながれる「6次の隔たり」という有名な説もある位です。
またSNSでつながっているだけの人を人脈と呼べるかわかりませんが、それも手法の一つですね。
人脈でビジネスを広げるには、普段の行動の積み重ねが大事になってきますし、絶えず勉強も必要です。
ちなみに、年間1億円以上の売り上げをあげるコンサルタントさんは、求人も求職も人脈経由でどんどん入って来るという方が多いです。
人脈で自分のビジネスがどんどん広がるという光景は、人材紹介ビジネスの面白みであり、やりがいです。
求人データベースの活用
エージェントバンクさん、クラウドエージェントさん等、求人データベースを提供しているサービスがあります。
コストはかかりますが、一気に2000件以上の求人が手に入ることは魅力です。決定率の高い求人や、逆に難しい求人などもあると思いますが、営業担当の方に相談しながら活用すれば解決できると思います。
特に、事業を立ち上げたばかりのエージェントさんに人気があるようです。実際の成約状況等はは問い合わせてみて下さいね。
ネット広告
リスティング広告、SNS広告等ネット広告で成果を上げている会社もあります。
会社としての取り組みが必要な手法ですね。
ノウハウと実績のある広告代理店を通している会社が多いです。
業務提携
自社とは異なる強みをもつ人材紹介会社と業務提携契約を締結する、という方法もあります。
多くの求人情報を手に入れるには適していないですが、ピンポイントで活用するには有効かもしれません。
提携先企業との関係構築が大切だと思います。
まとめ
いくつかの求人開拓の方法を見て来ました。改めて考えて頂きたいのは、新規求人開拓の目的です。
例えば、
- 毎月3件づつコンスタントに新規求人を開拓したいのか
- 事業立ち上げで一気に大量の求人開拓をしたいのか
- 対象を新規領域に広げたいので、その領域の求人を1ヶ月で20件獲得したいのか
- ご支援中の求職者さんに合う求人企業をピンポイントで開拓したいのか
といった具合にいろんな背景があると思うのです。
例えばどうしても契約しいたい企業があるなら、その企業に対して全身全霊、あらゆる手法を使ってアプローチするという方法もありますし、予算をかければ一気に求人を獲得することも出来ます。
また長期的に会社のブランディング戦略をたてて、企業から問い合わせがくる仕組みを時間をかけて構築するというのもありですね。
求人の開拓は、景気の波にかかわらず絶えず必要です。
この機会に耐性をあげていきましょう。
この記事の担当者
木村 正宏
【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
代表取締役 人材業界(派遣・紹介)歴32年