人材紹介会社では、多くの場合、求職者の方の登録面談実施しています。
その目的のうちの1つはクライアント企業へその方がどういう方なのかを踏まえてご紹介するためです。
一般的な面談3パターンに分けて、それぞれの特徴やメリットデメリットなどをご案内いたします。
一般的な面談3パターン
来社面談
一番ポピュラーな面談の方法です。
オフィス等にご来社いただき、担当コンサルタントと対面で行います。(ハイクラスの紹介などでは、コンサルタントが出向く場合もあります。)一定の時間を使って、じっくりと相談ができたり、詳しく紹介案件の情報を聞けたりすることがメリットです。
電話面談
ご就業中で中々お時間が取れない方や、遠方の方などを対象に行う面談方法ですが最近はご来社と同じ程度まで電話面談が増えています。
領域によっては、むしろ電話面談しか行っていない場合もあります。電話越しで声のみになりますので、お互いの顔が見えないというデメリットはあるものの限られた時間で転職活動を行いたい人には良い形式です。
WEB面談
現在急速に導入されているのがWEB面談です。
コロナ禍で社会状況が大きく変化し、電話やWEBでの面談が最近は主流となっています。通信環境があるのであれば、電話よりWEB面談をオススメしています。
理由としては、(できれば対面がベストですが)電話と比べて顔を見ながら面談できることでコンサルタントの登録者に対する情報量が増えること、(例えば企業へのご紹介の際に、元気で明るい方です、落ち着いた方です、といった印象もお伝えできますし、その方の雰囲気に合った社風の企業のご紹介をすることも可能です)企業のオンライン面接対策ができるという点です。
WEB面談が一般的になったことで、これまで顔をみて面談ができなかった遠方の方とも、対面に近い形で面談ができるようになった事も大きなメリットです。
会社によってどの面談形式で実施するかは異なりますので、気になる方は事前に紹介会社に確認してみるとよいと思います。
登録の際の注意点
例えば、
- 何度も面談の時間を無断でキャンセルする
- 何度ご連絡してもレスポンスがない
- 経歴を偽っている(転職回数が多い方が多いからと言って職歴を減らして記載するなど)
このような方は、多くのエージェントではご紹介が難しいと判断されてしまいます。
登録時にリスケをよくする方、連絡が取りにくい、または連絡が取れなくなる方は、サポート中にもやはり同じような状況になることが多く、紹介会社でも敬遠しています。
経歴については、軽い気持ちでやった事が、後から事実との相違が発覚して内定取り消し、などとなる事もありますので充分にご注意下さい。
このような事は、社会人として基本的なマナーの問題ですので、
- 予約した時間に面談できない場合は、事前に連絡をする
- 返信に時間がかかりそうな場合は、いつごろまでに返信するなどの目途を記載して連絡する
などの対応をする必要がありますし、経歴についても気になる事があれば、回避策はありますので紹介会社のコンサルタントにご相談頂ければと思います。
現在のコロナ禍では採用が終了したり、採用基準が上がっている企業が多いので、「本当に自分が入社したい!」と思う求人の数も大幅に減少してきていると思います。その中で、転職を成功させる為には、1つの求人、1つの面接を大切にしていくことが重要になっています。
転職エージェントをうまく活用し、1つでも多く希望の求人と巡り合えればいいですね。
この記事の担当者
渡辺友栄
【人材業界専門エージェント】株式会社インプレッション
コンサルタント 人材業界歴20年